2010年7月15日木曜日

海底地形図を利用した釣りポイントの見つけ方

先日、「マイ海図」の作成者の「友(とも)」さんを囲んで、お酒を飲みながら、楽しいお話を伺いました。

魚探の測深データで作成した「マイ海図」は、正確な根の位置や形を知ることができ、ボート釣りでは、抜群の威力を発揮することでしょう。

「釣りナビくん」が当初提供する海底地形図(等深線1m間隔)は「マイ海図」のように根の詳細は記載されていませんが、地形を読むことにより釣りポイントをある程度絞り込むことができると思います。魚探があれば、実際にその場所で魚の反応のある場所を探ってみてください。

また、「釣りナビくん」でも、徐々に、魚探で実測した水深データやサイドスキャンソナーの海底画像など、海底の詳細情報を追加していき、ユーザーのみなさんがより正確に釣れる可能性の高いポイントを見つけられるようなサービスにしていきたいと思っています。

さて、下図は、関東の釣り場として有名な荒崎沖と剣崎沖の海底地形図(等深線1m)です(等深線の色彩とデザインは「釣りナビくん」で実際使用されるものとは異なります)。

瀬(水中にある岩礁帯など、周りより水深が浅くなっている場所)やカケアガリ(水深の深いところから浅いところへ向かう急斜面のこと)など、魚が集まりそうな場所を等深線から想像し、また、釣行当日の潮回り等、釣果を左右するその他の情報も活用することにより、マイ必釣ポイントを決めてみてください。

釣行前の楽しいひとときが過ごせると思います。
また、自分の予想通りに良い釣りが出来たらうれしさもひとしおですね。


 
 荒崎沖海底地形図(等深線1m間隔)

  剣崎沖海底地形図(等深線1m間隔)



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2010年7月1日木曜日

「釣りナビくん」マスコットガール

今回は、私達のサイトのマスコットガールを紹介します。レイナちゃんとなつみちゃん、二人とも18歳で、とても明るい女の子です。

マスコットガールの期間中に、ウェブサイトで「釣りナビくん」の紹介をしたり、魚釣り未経験の二人が「釣りナビくん」のナビ機能を使ってボート釣りを体験する予定です。

というわけで、先日、家の近くの喫茶店で、ウェブサイト制作会社の方を交えて、初めてのミーティングを行いました。

その際、Twitterにも「釣りナビくん」マスコットガールとして登録してもらい、早速、ツィートを始めてもらいました。なつみちゃんのユーザー名はKikunatsu、レイナちゃんは Reinaaa77です。




マスコットガールのプロフィール:

なつみちゃん
年齢:18歳、出身:千葉、血液型:O型、星座:かに座、趣味:料理

レイナちゃん
年齢:18歳、出身:大阪、血液型:AB型、星座:かに座、趣味:ダンス、読書

今後とも、よろしくお願いします。

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2010年6月25日金曜日

芦ノ湖の湖底画像

前回はサイドスキャンソナーについて説明しましたが、今回は、それを使って調査した芦ノ湖の湖底画像の一部を紹介します。調査に当たり、親切に対応していただいた芦ノ湖漁協さん、大場ボートさん、有難うございました。

芦ノ湖の湖底は、前回の長井沿岸域と違って、全体的に、のっぺりとしています。北西部あたりには岩場もあるようですが・・・。

今回の調査では片側100mのレンジでサイドスキャンソナーを曳きましたが、50mレンジで曳けば解像度が上がるのでもっと鮮明に見えるでしょう。

びっくりしたのは大場ボートさんのご主人の話。なんと、同じ機器(サイドスキャンソナー)で、湖底の画像を撮った人が20年前にもいたそうです。それも、釣り人のために撮影したらしい。驚きです!

話では、大場さんのご主人がその時も船頭さんだったそうで、浅瀬に機械を引っ掛けて苦労したそうです。でも、その画像、今、どこにあるのでしょう!?今回の画像を20年前のものと比べることができたら面白いことが分かるかもしれないのに・・・、とても残念です。



サイドスキャンソナーで撮った芦ノ湖の湖底画像(2010年4月)

ところで、真ん中の画像見てください(②の画像)。不思議な形のものが映っています。何でしょうか?

お分かりの方、コメントやtwitterで教えてください。

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2010年6月16日水曜日

サイドスキャンソナー画像

前回は「釣りナビくん」のベースマップとなる海底地形図をご紹介しましたが、私達はこのベースマップをより実際の釣行に役立てるため、魚群探知機による実測水深データ、および、海底画像を「釣りナビくん」のマップ情報に徐々に追加していく予定です。時間のかかるテーマですが、応援してください。

今回はこの「海底画像」について、お話しします。

海底画像とは、サイドスキャンソナーと呼ばれる音波機器を使って得られる、海底を上から見た画像です。この機器は海底面に向かって、周波数が10~500kHzの扇形に広がる音波を発信し、海底で反射されて戻ってきた音波を受信・解析し、画像化します。海底は砂地や岩場、藻場、泥等、場所によってさまざまな底質に分かれていますが、海底で反射される音波の強弱により、底質もある程度画像から読み取ることができます。また、音波ですので、海水が濁っていてもクリアーな海底画像を得ることができます。

私達が使用しているサイドスキャンソナーは、米国Klein社製System3000というものです。


                    サイドスキャンソナー


サイドスキャンソナーのシステムのうち、水中で音波を発信、受信する部分(写真中央のロケット状の物)は小型(長さ1.2m、重さ30㎏くらい)ですが、最大耐圧水深1500m、最大探査レンジ450m(片側)という能力を持つスグレものです(お値段も1000万円以上とスグレもの?です)。

サイトに掲載予定の海底画像は、解像度をよくするため100~150mのレンジで撮影しています。これですと、海底に転がる直径10cm程度の石まで識別することができます。




                   三浦半島長井沿岸の海底画像


ところで、ここまで見えてしまうと、地元の漁業協同組合(漁協)が管理している漁礁なども正確に写ってしまうため、漁業権や資源保護に係る問題が生じます。このため、サイドスキャンソナーによる海底画像は、原則、地元漁協など関係者の了解を得た海域のみを提供していく予定です。

よろしくお願いします。


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2010年6月8日火曜日

「釣りナビくん」プロジェクト

釣りが好き、海が好き、船が好き、魚が好き、そんな仲間が集まって「釣りナビくん」プロジェクトを立ち上げました。

「釣りナビくん」は、釣り人のためにポイント探しをお手伝いします。

せっかく海に釣りに出かけても、釣果はゼロだった。そんな経験は誰にでもあるはず。

海は目の前に広大な水面が広がっているのみで、どこに魚がいるのか見当が付きません。

大物が釣れる場所は?爆釣ポイントは? でも、どうやって、探したらいいのだろう?!

そんな時、「釣りナビくん」を使ってみてください。

「釣りナビくん」では、

1.パソコン上で、日本全国を網羅した詳細な海底地形図と海況情報を利用してポイントを推定し、その場所を登録する。

2.釣行時、登録したポイントの位置情報を、GPS機能付き携帯電話の画面上に表示する。

3.釣果の上がったポイントでは、携帯電話からその場で位置情報を自宅のパソコン画面に送信し、次回の釣行に役立てる。

このような機能が使えます。

「釣りナビくん」を使えば魚を釣り上げるだけではなく、新しいポイント探しの楽しみも増えるのではないでしょうか!

また、魚探があれば、登録ポイント付近をさらに詳しくチェックできると思います。これで、初めての場所でも釣果が期待できるはずです。

「釣りナビくん」は、会員制のサービスを予定していますが、全国沿岸のベースマップは、非会員の方でもある程度までは無料で閲覧できるようにしたいと思っています。

サービスの開始は2010年7月を予定しております。是非、参考にしてください。

海底地形図参考例

尾鷲湾

富山湾(八重津浜沖)


それでは、今後とも、よろしくお願いいたします。


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