カギを握るデータには、天候や水温、潮汐などの環境データ、魚の生態や生物学的なデータ、そして、海域の地形データがあります。
このうちの地形データを使って魚の集まる場所、つまり、釣れる可能性が高そうな場所を科学できないだろうか。「釣りナビくん」の最初の目的です。
その情報源が海底地形図です。航海用の海図と異なり、より詳細な等深線で書かれているので海底の形状が推定できます。
ただ、現在使われている海底地形図は、水深の観測点が少なく、目安としては使用できても、沿岸のボート釣りには、まだ不十分です。
そこで、「釣りナビくん」海底地形図にさらに魚探で測深したデータを取り込んで、改良して行きたいと思っています。現在まで、神奈川県三浦半島の沿岸はだいたいカバーしてきました。
下図は、「マイ海図」の友(とも)さんに提供していただいた魚探の測深データを基に改良した三浦半島観音崎沖の海底地形図です。観測点が多いので、実にリアルです!
今回は、この海域の海底地形図から魚が集まりそうな場所を科学してみましょう!
以前のブログでも説明したように、「根」「急斜面」「込み入った等深線」といった魚の集まる場所のキーワードを思い浮かべて海底地形図を見てみましょう。
そのような場所に三角形のマークをつけてみました。いずれも根周りで、等深線の幅が狭くなっているので急斜面の岩場が想像できます。水深20mくらいの根の淵から一気に水深40m以上に深くなっています。
さて、実際はどうでしょうか?! この辺で釣りをした経験のある方のコメントをお待ちしています。
海底地形図でポイント探し(三浦半島観音崎沖) |
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